ヘビは大きなエサを食べれる

- 質問 -

- 答え -

ヘビが自分の体よりもずっと大きなものを丸呑みできるのは、ちょっと変わった体の構造によるものなんだ。

まずはアゴ。ヒトのアゴは上下が関節によってしっかりとくっついているけれど、ヘビのアゴは関節によってくっついていないんだ。ヘビのアゴには上下のアゴをつなぐ骨が生えていて、いくら大きく口開いてもアゴが外れないようになっている。さらに、下あごは骨が左右に分かれていて、真ん中にはよく伸びる靭帯がある。つまりヘビはアゴの開き具合も、下あごの大きさも自在にコントロールできるというわけだね。

それから、肋骨。ヒトの肋骨は胸の真ん中にある胸骨に結ばれるようなかたちで固定されているけれど、ヘビには胸骨がない。ヘビの肋骨は自在に開くので、自分の体よりも大きなものも体に入るんだよ。