鳥は電線に止まっても感電しない

鳥 電線 感電しない仕組み

- 質問 -

どうして鳥は電線に止まっても感電しないの?

- 答え -

鳥が感電しないのは、鳥が一本の電線にしか掴まらないから。感電は、体が電気の通り道になってしまうことで起こるんだ。



電気は電圧が高いところから低いところへ流れる性質を持っている。電気を流そうとする力を電圧っていうんだけれど、長い電線に小さな鳥が捕まっても、鳥の右脚と左脚の電圧の差は小さいんだ。だから、電気が流れる力もとても弱く、鳥は感電しないでいられるんだよ。



もしも二本の電線にまたがって止まったら鳥だって感電する。電圧の高いほうの電線から低い方の電線まで、鳥の体を通って電気を流れてしまうからね。



ちなみに街にあるような電柱の電線は絶縁体で覆われていることがほとんどなので、そもそも触っても感電しないように作られているよ。