- 質問 -
江戸時代は傘を使ってゴキブリを退治していたって本当?- 答え -
江戸時代、ゴキブリは「油虫」「御器噛り(ごきかぶり)」と呼ばれ、害虫として忌み嫌われていたとされているんだ。
当時はゴキブリの退治方法のひとつとして傘を使っていた。江戸時代の傘は唐傘と呼ばれる紙製の傘で、竹でできた骨組に油紙を貼りつけてつくられていたんだ。水を弾いてくれる油だけれど、油はゴキブリの大好物でもある。そこで、傘を半開きにしておくことでゴキブリをおびき寄せ、ゴキブリが傘のなかに入ったのを見計らって傘を外で開いて振り払うことで追い出すという駆除方法をとっていたんだよ。