ナメクジが砂糖と塩で小さくなる理由

- 質問 -

- 答え -

ナメクジは体の9割が水分でできていて、なおかつヒトのように皮ふも毛もない。ナメクジはとても乾燥に弱く、自分の体を乾燥から守るために粘液というネバネバとした液体で覆っているんだ。ところが塩が相手では、粘液を使っても体を乾燥から守れない。塩は水分をとてもよく吸う性質があって、ナメクジの水分はみるみる外へと吸い出され、ナメクジの体はどんどん小さくなっていくんだ。

ちなみにナメクジは塩をかけられて小さくなっても、水を吸収して復活することができる。ただしかけられた塩の量が多すぎると水分が奪われ過ぎて死んでしまうよ。