- 質問 -
どうして寒い冬に虫はいなくなるの?- 答え -
昆虫は変温動物で、外の気温が下がると体温も下がってしまい、体を動かせなくなってしまう。よって、寒い冬がとても苦手なんだ。種族にもよるけれど、昆虫たちの越冬は、卵やサナギの姿をしていることが多い。コオロギやカマキリなどのサナギを作らない昆虫は、冬が来る前に卵を産み、卵の状態で寒い季節を過ごす。チョウなどサナギを作る昆虫の幼虫は、日差しを浴びる時間が少なくなるとサナギで冬を越せるよう準備を始めるんだ。
成虫のまま冬を越す昆虫もいるけれど、成虫の多くは冬が来ると死んでしまう。枯れ葉などに隠れて寒さをしのぐこともあるけれど、エサとなる草も枯れてしまうから生きていけないんだよ。