働きアリ・ハチでサボる昆虫

- 質問 -

- 答え -

働きアリたちを集めて観察してみると、すべてのアリがよく働くわけじゃないことがわかる。一生懸命働いているのは20パーセントぐらいのアリで、残りの60パーセントは働きながら遊んだり休んだりするアリ、さらに20パーセントは働かないアリというふうに分かれるんだ。今度は働き者のアリだけを集めてまた観察してみると、同じ割合で働かないアリが出てくる。よく働くアリの集団をつくっても、働かないアリは一定数現れるんだ。働きアリの社会に見られるこの現象は働きアリの法則と言われ、社会を作って生活している他の生き物にも見られる。働きバチもそうだし、人の社会にも同じような現象が起こると考えられているんだ。アリの社会と同じことが起こるなんて不思議だよね。