セミの幼虫が土の中にいる年数と理由

何年セミの幼虫は土の中にいる

- 質問 -

どうしてセミの幼虫は土の中に何年もいるの?

- 答え -

セミが土の中で長い年月を過ごす理由はまだはっきりとはわかっていない。「セミは本来土の中で生きる生き物で、繁殖のためだけに地上に出てきて姿を変えるのではないか」という説や、「幼虫が大きくなるのに時間がかかりすぎる生き物なのではないか」という説、「地上よりも土の中のほうが、敵が少ないから」という説など、いろいろな説があるんだ。



夏の間に成虫が木に産んだ卵は、翌年の梅雨ぐらいにふ化する。ふ化したばかりの幼虫は目には見えないほどの大きさしかなく、白っぽく透き通った体をしているんだよ。生まれるとすぐにセミは最初の脱皮をし、土に潜り土のなかで生活をスタートするんだ。土の中では木の根っこを栄養にし、何度も脱皮を繰り返して何年もかけて大きくなる。地上で羽化するその日を待っているんだね。