120年かけて咲くタケの花

120年かけて咲くタケの花

- 質問 -

花が咲くまでに120年もかかるタケがあるって本当?

- 答え -

日本国内にもよく生育しているマダケは、120年にたった一度しか花を咲かせない植物なんだ。竹の繁殖力は強く、1年に7〜8メートルも根を伸ばし、成長が止まるまで5年ほどかけて、根から直接竹の子を生やし続けることで子孫を増やしている。竹は一日に1メートル伸びることもあるほど成長スピードが速く、生まれたばかりの竹もあっという間に高い竹になる。こうして竹はあっという間に竹林をつくるんだけれど、竹にも寿命が来て枯れてしまう日が来る。それは、花を咲かせるとき。竹が花を咲かせる周期は竹の種類によって変わるけれど、マダケが花を咲かせるのは120年に一度。成長を止めた古い竹も若い竹も、竹林に生えている竹が一斉に花を咲かせ、一斉に枯れていくというから不思議だよね。前回、日本でマダケが一斉に花を咲かせ、そして枯れていったのは昭和40年代。次に花を咲かせる年は2090年ごろだと予想されているよ。