寒い日に息が白いのはなぜ

- 質問 -

- 答え -

寒い日に吐く息が白くなる仕組みは、ヤカンでお湯を沸かしたときに出てくる湯気と似ているんだ。ヒトの体温はおよそ36度から37度。体のなかで温められた息が外の冷たい空気に触れることで、息に含まれる水蒸気が冷やされてとても小さな水の粒をつくるんだ。水の粒がたくさん集まることで白いモヤのように見えるこれこそが、寒い日の白い息の正体なんだよ。ちなみに息が白くなる気温の目安はおよそ13度以下。空気に含まれる水蒸気も温められれば同じように白くなるので、空気が湿っている朝方や雨上がりのほうが息は白くなりやすいよ。