秋に紅葉する意味・理由・仕組み

秋に紅葉する意味・理由・仕組み

- 質問 -

秋になるとどうして木の葉は紅葉して色が変わるの?

- 答え -

秋を迎えて少し肌寒くなってくると、落葉樹は葉に栄養(糖)を送るのをいったんストップする。すると葉っぱで栄養をつくっていたクロロフィルと呼ばれる葉緑素が壊れ始めるんだ。緑色をしたクロロフィルが壊れると、今まで見えていなかったカロチノイドと呼ばれる色素が見えるようになり、これがイチョウなどの黄色い葉っぱをつくるんだ。また、モミジなどの枯れ葉の赤はアントシアンと呼ばれる赤い色素によるものなんだ。アントシアニンは葉のなかで壊れたクロロフィルと葉に残された栄養からできるんだよ。



ただし、葉が紅葉する仕組みはわかっていても、なぜ紅葉するかの理由はまだ解明されていないんだ。