高い山の上は酸素が少ない

高所は酸素が薄い理由・仕組み

- 質問 -

山の上の方はどうして酸素が少ないの?

- 答え -

空気にも重さがあるから、重力に引っ張られて下に降りていく。よって、山の上よりも海面に近いほど、空気が多くなるというわけだね。



山の上などの高いところでは、窒素などの酸素以外の空気中の他のガスも少なくなるから、酸素の割合だけが特別少なくなってしまうわけではない。空気そのものが薄くなってしまうんだ。ちなみに山の上では普通に呼吸をしていても、入ってくる酸素の量がいつもよりも少ないから息苦しく感じてしまうことがある。山の上の薄い空気によって酸素を十分に体に取り込めず、頭痛や吐き気が起こることを高山病といい、重症になると命を落とす危険もあるんだ。登山をするときは、走ったりハイペースにのぼったりして酸素をむやみに消費してしまうことは避けなければいけないんだね。