風が吹く方向

風向きはどうやって決まる?

- 質問 -

風はどうしていろんな方向に吹くの?

- 答え -

風は太陽から届いた熱エネルギーによって生まれる。太陽によって海や地面が温められることで、空気が温められ、流れが生まれるんだ。温められた空気は軽くなり、どんどん上に上っていく。反対に、空で冷やされた空気は地上に降りてくる。このように冷たい空気と温かい空気とが混じることで風は生まれるんだ。風と温度は密接に関わっているというわけだね。



風の向きにも温度が関係しているんだ。たとえば、海岸で吹く風は、昼と夜とで風向きが変わることが少なくない。これは、昼は太陽の熱によって地面のほうが海よりも温かく、夜はそれが逆転することで起こるんだ。昼間は海から陸に向かって風は流れ、夜は陸から海に向かって風が流れるというわけだね。それから同じ理由で季節によっても風向きは変わる。夏は大陸のほうが海よりも温度が高く、海から大陸へ向かって風が吹くんだ。風は温度差によって生まれ、温度によって吹く方向も変わるというわけだね。