息を止めると苦しくなるのはなぜ

息を止めると苦しくなるのはなぜ

- 質問 -

息を止めると、どうして苦しくなるの?

- 答え -

動物は、空気を吸って酸素を体に取りいれることで生きている。体中の細胞が、酸素を必要としているんだ。ところが息を止めてしまうと、新しく酸素を取りいれることができなくなってしまう。さらに、息を止めている間にも酸素は消費されて、吐き出さなくてはいけない二酸化炭素ばかりがたくさん血液のなかに溶け込んでしまうことになるんだ。運搬された血液のなかの二酸化炭素の量の多さに気づいた脳は、「早く酸素を送ってほしい」とサインを出す。このサインこそが「苦しい」と感じる理由なんだ。