寒いと気に鳥肌がでるのはなぜ

寒いときに鳥肌になる理由・仕組み

- 質問 -

寒いとどうして鳥肌が出てくるの?

- 答え -

動物ほどではないけれど、ヒトにも動物のように全身に毛が生えていて、その根本には立毛筋(りつもうきん)って呼ばれる小さな筋肉があるんだ。寒さを感じると、体の熱が逃げないように体が毛を逆立てようとして鳥肌が立つんだよ。ずっと昔、ヒトの祖先は体の毛がふさふさと生えていたんだろうね。今でこそ、ヒトの毛なんて逆立つほど生えてはいないけれど、鳥肌が立つことで皮ふの汗腺(かんせん)と呼ばれる穴が閉じるんだ。汗腺が開いていると汗として体の熱が逃げていってしまうから、寒い日には鳥肌をかくことで汗腺をふさいで、体温が下がってしまわないよう調整しているんだよ。