なぜ悲しいとき・嬉しいときに涙が出る

涙が出る仕組み・理由

- 質問 -

どうして悲しいときと嬉しいときに涙が出るの?

- 答え -

僕たちには、体のすべてを24時間休む間もなくコントロールしてくれる「自律神経」と呼ばれる機能が備わっているんだ。自律神経は、体を活発にしてくれる「交感神経」と、体をリラックスさせてくれる「副交感神経」に分かれる。



たとえば、先生や親に叱られたときに、手に汗をかいたり、体が熱くなったりしたことはないかな。悲しくなったり、嬉しくなったり、感情が大きく動いたときに、体のなかでは交感神経が働いているんだ。交感神経の働きが活発になると、人はとても興奮した状態になってしまうから、気持ちをしずめてバランスをとろうと今度は副交感神経が働きはじめる。副交感神経が活発に働きはじめることで、大量の涙をつくるんだよ。