- 質問 -
泣いてばかりいたら、いつか涙はなくなるの?- 答え -
ヒトの体は、60パーセントから70パーセントが水分でできている。体重60キロの大人で、およそ40リットルの水分を持っているんだね。このうち、2パーセントを失ってしまうとのどが渇くなどの症状が出はじめる。さらに、15パーセントの水分を失ってしまうと命にかかわるほどの脱水を起こすと言われているんだ。つまり、体重60キロの大人で、0.8リットル分ほどの涙を流すとのどが渇き、9リットルの涙を流すと命にかかわるという計算になる。しかし泣いたときにぽろぽろとこぼれる涙は、一粒でおよそ0.02ミリリットルから、0.05ミリリットルぐらいしかない。どれだけ泣いても涙はなくならないし、のどが渇くほどの水分を出すことさえ難しいんだよ。