- 質問 -
冬に手足の先が冷たくなるのはどうしてなの?- 答え -
ヒトの体は、汗で熱を外に放出したり、血液の流れる量を調整することで体温をほぼ一定の温度に保っているんだ。体が皮ふを通して寒さを感じると、その情報が脳の視床下部と呼ばれるところに届く。寒さで体温が下がってしまってはヒトは生きてはいけないから、視床下部が体に体温を下げないように気をつけるよう指令を出すんだ。すると、体は筋肉をぶるぶると震わせたり、血管を縮めさせたりすることで体温を保とうとする。体は体温を維持するために、大切な臓器が集まる体の中心へ血液を集めるから、手の先や足の先にまで血液が行きわたらず、冷たくなってしまうんだ。つまり、冬に手足の先が冷たくなるのは、体温維持のために血液が体の中心へ集まっていくからなんだよ。