年をとるとシワができるのはなぜ

- 質問 -

- 答え -

肌の皮ふの内側の真皮と呼ばれる部分にはコラーゲンやヒアルロン酸と呼ばれる成分が含まれていて、この成分が肌の弾力を決めているんだ。ところが年齢とともに、これらの成分を新しく作る力が衰えてしまう。弾力が失われた肌はたるみやすくなり、表情を変えたときなどにできるシワが戻りにくくなっていくんだ。

それから、肌の表面の乾燥も関係している。思春期に分泌のピークを迎えた皮脂が歳とともに減っていくこと、水を蓄えていた細胞の機能が落ちてしまうこと、肌の新陳代謝が落ちて肌の再生サイクルが遅くなってしまうことなどが原因で、皮ふはだんだんと乾燥しやすくなっていく。乾いた土がひび割れていくように、乾燥した肌は細かなシワをつくるようになるんだよ。