足の指が手の指より短いのはなぜ

手の指 足の指 長さの違い

- 質問 -

足の指が手の指より短いのはなぜだろう?

- 答え -

指は、ヒトの祖先がまだ水の中にいたころの、ひれの名残だと考えられているんだ。ヒトの起源は魚類で、進化して両生類へ、両生類から爬虫類へ、そして現在もヒトが属する哺乳類へと進化をたどってきた。魚類から両生類へ進化したときに、胸びれと腹びれが地面をひっかいて進めるようにかたちを変えたものが指の元なんだ。そのころ生まれた指は小さな突起で、何かをつかむ機能はなかったと言われている。陸上に出てきたヒトの祖先は、木に登ったり、食べ物を手でつかんだりするようになり、手の指が物をつかみやすいよう長い時間をかけて発達したんだ。一方で足の指は、長すぎると地面を歩くのには少し邪魔だから、しっかりと地面を蹴ることができるよう短く太く発達したといわれているよ。