トンネルの中で耳がキーンとなる理由・原因

トンネル内 耳痛い 原因・理由

- 質問 -

なぜトンネルの中は耳がキーンってなるの?

- 答え -

音は通常、空気を伝わって耳の鼓膜を震わせることで「聞こえる」と感じるんだけれど、実際に音は鳴っていないのに、鼓膜や頭蓋骨に振動が与えられることで音が聞こえているように感じることがある。これが耳鳴りといって耳がキーンとなることの正体だ。



ではトンネル内では耳鳴りが起こりやすいのはなぜなのだろう。それには「気圧」と呼ばれる空気の圧力が関係しているんだ。耳は外の気圧を敏感に感じ取り、それに合わせようと調整する機能をもっている。けれど、スピードをあげてトンネルに入ったときや、飛行機で上空へ飛び立つときなどの急激な気圧の変化には対応しきれないことがあるんだよ。気圧を調整しようとする機能で耳の奥が振動し、キーンという音が聞こえているように感じるんだね。