- 質問 -
男の子はどうして声が途中で変わるの?- 答え -
男の子は思春期を迎えると、男性ホルモンがたくさん分泌されるようになるんだ。男性ホルモンが増えると、ひげが生えたり、毛が濃くなったり、筋肉がつきやすくなったりする。それと同時に、のどぼとけがぐっと前に出てきて、声帯が二倍以上にも伸びることによって声が出にくくなるんだよ。
動物は、声帯の周りの筋肉を使って声帯をふるわせることで声を出しているんだけれど、高い声と低い声では、そのふるえ方に違いがあるんだ。高い声には細かな振動が必要で、低い声には大きな振動が必要。急激に声帯が伸びると、声帯の周りの筋肉は大きな振動の与えかたに慣れていないから、声が出しにくくなるんだ。
ちなみに女の子にも声変わりはあるんだけれど、女の子の声帯は短くてあまり伸びないから、男の子のように大きく声が変わってしまうことは少ないんだよ。