満腹になると睡魔に襲われる理由・仕組み

満腹時に眠くなるのはなぜ

- 質問 -

お腹いっぱい食べると眠たくなるのはどうしてなの?

- 答え -

お腹がいっぱいになると眠くなるのにはいくつか説があるんだ。



ひとつは、食べたものを消化するために血液が内臓に集中するため。早く食べ物を消化してエネルギーに換えるために、胃や腸はたくさんの酸素を必要とするんだ。すると体は胃や腸に優先的に血液を送ろうとするので、脳に行きわたる血液の量が一時的に減ってしまう。脳は一時的に酸素不足状態となり、動きが鈍くなることから眠くなるのではないかと考えられているんだ。



次に、ホルモンのはたらきも挙げられている。満腹になることで分泌されるセロトニンという脳内物質が、眠気を誘うメラトニンという物質の分泌を促進することで眠くなるのではないかとも考えられている。他にも諸説あるけれど、どれが正解というわけではなく、たくさんの理由が重なることで眠気が起こると考えられているんだよ。