足裏の土踏まずの意味・役割

土踏まずの役割とは

- 質問 -

足の裏側の土踏まずって何の役割があるんだろう?

- 答え -

土踏まずは、二本足で歩くためのバランスをとる役割がある。足の裏のくぼんでいるところを土踏まずと呼んでいる人が多いけど、実は土踏まずは一つの足に三か所あるんだ。みんなが知っている親指からかかとにかけての大きなくぼみ。それから小指からかかとにかけての細長いくぼみ。最後に親指から小指のあたりにかけての小さなくぼみ。この三点にはそれぞれ役割があって、体の揺れやひねりを加えたときなど、体の筋肉の動きを制御して、二本の足でバランスよく歩けるよう調整してくれているんだよ。



ちなみに土踏まずはヒトだけが持っているものなんだ。サルやチンパンジーも二足歩行をするけれど、彼らの足には土踏まずがない。土踏まずの代わりに腰を落とし、ひざを折り曲げて歩くことでバランスをとっているから、ヒトのように背筋を伸ばして歩くことはできないんだよ。