太った人と痩せた人の違い

- 質問 -

- 答え -

体型を決める要素はふたつあって、ひとつは親からの遺伝が関係しているんだ。両親の体重が標準だと、子どもが肥満になる確率は約10パーセント。お父さんかお母さんのどちらかが太っている場合、子どもが肥満になる確率は約50パーセント、そして両親どちらも太っている場合は約80％が肥満になると言われている。ただし、遺伝するのは脂肪をたくわえられる量であって、いくら太っている両親から生まれたといっても、必ずしも太るわけではないんだよ。

そこでもうひとつ関係してくるのが、日ごろの生活習慣。ヒトはとくに運動をしなくても、生きているだけでエネルギーを消費する。これを基礎代謝と呼ぶんだけれど、基礎代謝は筋肉の量で決まるんだ。筋肉がたくさんついている人は、そうでない人に比べてたくさんのエネルギーを消費するんだよ。同じ量を食べてるのに体型がかわるのには、蓄えられる脂肪の量と生活習慣に理由があるというわけだね。