- 質問 -
子どもはどうしてお父さんやお母さんに似るの?- 答え -
人の体はおよそ60兆個の細胞でできている。小さな細胞のなかの核をのぞいてみると、そこには染色体と呼ばれるものが入っているんだ。染色体は、DNAと呼ばれる体をつくる情報が組み込まれた物質でできている。細胞のひとつひとつに組み込まれたDNAのはたらきによって、顔立ちや身長が決まっていくんだ。
染色体は全部で46本あるんだけれど、このうちの23本はお父さんから、残りの23本はお母さんから子どもに受け継がれる。お父さんとお母さんの情報をもとに染色体が作られているから、子どもと両親は似るんだね。こうして身長や顔立ちがお父さんやお母さんから受け継がれていくことを「遺伝」というんだ。