- 質問 -
風邪をひくとどうして鼻水が出るの?- 答え -
風邪をひいたときに出る鼻水には、ウイルスと戦って死んだ白血球の死骸や、炎症によってはがれてしまった粘膜の細胞が混ざっている。これらを体の外に出すために鼻水が出るというわけだね。
僕たちの体にはウイルスやほこり、菌などの異物から身を守ろうとする免疫といわれる防御機能が備わっているんだ。花粉を体が異物と認識することで起こる花粉症などのアレルギーで出る鼻水はさらさらとしていて透明だけれど、風邪をひいたときに出る鼻水はネバネバとしていて黄色や緑色に濁っているよね。あれはまさに白血球の死骸の色。ケガをしたときに傷口が膿んでしまうことがあるけれど、あれも白血球の死骸なので、それと似たような色をしているのがよくわかるよね。