なぜタバコを吸う人がいるの

なぜタバコを吸う人がいるの

- 質問 -

タバコは体に悪いのにどうして吸う人がいるの?

- 答え -

タバコの煙を吸うと、肺から血管を通ってタバコの成分がすぐに脳に達するんだ。タバコに含まれているニコチンという成分が脳を刺激すると、気分がよくなる「ドーパミン」という物質や、気持ちを落ち着かせる「セロトニン」という物質、脳を呼び起こす「ノルエピネフリン」という物質など、脳はたくさんの神経伝達物質を分泌するようになるんだ。つまり、タバコを吸うことで簡単にやる気が起こったり、リラックスできたりするようになる。ただしその効果は一時的なもので、タバコを吸い続けることでしか持続しないんだ。そしてこのニコチンには依存性があるといわれている。タバコが体に悪いものだとわかっていても、何かのきっかけで吸い始めてしまうと、心を落ち着かせたり、やる気を起こしたりするためについ吸いたくなるようになってしまうというわけだね。