年寄りが歯が抜ける原因

年をとると歯が抜けるのはなぜ

- 質問 -

歳をとるとどうして歯が抜けてしまうの?

- 答え -

歯が抜けてしまうのは、歳をとったために起こるものではなく「歯周病」という病気のせいなんだ。歯周病は、歯と歯ぐきのあいだにあるわずかな隙間に菌がたまることで、歯を支えている骨や組織が溶けだしてしまう病気で、進行すると歯が抜け落ちてしまうんだ。そして歯周病は、必ずしも高齢になってから発症する病気ではなく、40歳以上の日本人の約8割が歯周病に罹っている。



重度の歯周病になると歯が抜け落ちるだけでなく、歯周病によって増加した菌が血や呼吸器に入り込み、心筋梗塞や動脈硬化といった命にかかわる病気を引き起こすきっかけになったりもするんだ。歯周病は歯みがきと定期的に歯医者さんで歯石を除去してもらうことで予防できるから、入念に歯みがきをする習慣をつけようね。