牛乳の膜はなぜできる

牛乳の膜ができる原理

- 質問 -

牛乳を温めるとどうして表面に膜ができるの?

- 答え -

牛乳を温めたときにできる膜の正体は、牛乳に含まれるたんぱく質と脂肪が熱で固まったもの。こうして固まって膜ができることを、ラムスデン現象っていうんだ。口当たりが悪くなるからつい避けてしまいがちだけれど、牛乳の栄養が固まったものだと思うと捨ててしまうのはもったいないよね。この膜は40度ぐらいからできはじめるから、膜を作らずにホットミルクを作るのは難しい。ほんのひとつまみの重曹を入れると、たんぱく質を分解してくれるので膜ができずに済むよ。