食べ物の好き嫌いの個人差

食べ物の好き嫌いの個人差

- 質問 -

どうして食べ物の好き嫌いって人によって違うの?

- 答え -

好き嫌いを決めているのは脳なんだ。



たとえばピーマンが苦手だという子どもが多いのは、ピーマンの苦味成分を本能的に毒と感じてしまうことが原因だと言われている。脳が食べてはいけないものだと判断したというわけだね。それから、今までは好んで食べていた食べ物なのに、虫が混入しているのを見てから食べられなくなったり、食べ過ぎて気持ち悪くなってしまったのをキッカケに食べられなくなったりすることもあるよね。これも、ネガティブな経験から脳が食べてはいけないと判断した結果なんだ。



反対に、空気のおいしいところでおにぎりを食べてから、ご飯が好きになったなんて体験をしたことがある人もいるんじゃないかな。食べ物の好き嫌いを決めているのは脳で、その判断はこれまでの経験や、食事の環境などによっても変わってくる。人によって好き嫌いが違うのには、そんな理由があるんだよ。