消防車のハシゴの長さ

- 質問 -

- 答え -

日本のはしご付き消防車の持つはしごの高さは、最も高いもので54.7メートル。これは、およそビルの17階ぐらいの建物に対応できる高さなんだよ。ただし、はしごが長くなれば、その分車体も大きくなるから、細い道が多い地域ではいくらはしごの高さがあっても活躍することができない。そこで高いビルが少ない地域や道幅が狭い地域などでは、30メートルから40メートルぐらいのはしごを備えたはしご車が多く活躍しているんだ。それから近年では、はしごの先が曲がり電線や木といったものを避けられるタイプのはしご車や、はしごの先に窓ガラスを割る装備と放水装備を兼ね備えたはしご車など、さまざまな機能を備えたはしご車も登場しているよ。