飛行機雲が発生する原理

飛行機雲が発生する原理

- 質問 -

飛行機雲ってどうしてできるの?

- 答え -

飛行機雲には、二通りの成り立ちがあるんだ。まず一つ目は、飛行機の吐き出した熱い排気ガスが上空の冷たい空気に冷やされて凍ることで雲となるというもの。飛行機が飛んでいる高度1万メートルの世界はマイナス40度以下というとても寒い環境なんだ。そこに飛行機のエンジンで燃焼された高温の排気ガスが吐き出されると、ガスのなかの水分が一瞬にして氷の粒となり、雲をつくるんだ。これは、寒い日に吐く息が白くなる現象にとてもよく似ているんだよ。二つ目は、飛行機の翼の後ろにできた空気の渦によって、空気が冷やされ、水分が冷えることによってできる飛行機雲。



飛行機雲ができる条件には、上空の湿度や温度、スピードなどが密接にかかわってくるから、そんなに頻繁にできるものではないんだよ。