飛行機の燃費

- 質問 -

- 答え -

飛行機の燃費はさまざまな条件によって大きく左右されるけれど、単純に計算すると1リットルあたりおよそ50メートルから70メートルだといわれている。たとえば、飛行機が乗客を乗せて東京からニューヨークまで飛び立った場合の重さは約375トンだけれど、そのうちの150トンほどは燃料の重さなんだ。離陸時には150トンも詰まれていた燃料は予備燃料を残してどんどん使われていくから、機体はみるみる軽くなっていく。機体が軽くなればそれだけエネルギーの消費は抑えられるから、離陸時と着陸時では燃料の消費率も大きく変わってくるというわけだね。飛行機の燃費は輸送する人数を考えれば、自動車などの乗り物に比べても決して悪くはないけれど、飛行機そのものの重さを軽くしたり、エンジンを改良したり、さらには機内食で使われる食器を軽くしたり…と、航空会社は燃費の向上に努めているんだよ。