- 質問 -
どうして右ハンドルと左ハンドルの車があるの?- 答え -
右側通行の国では左ハンドル、左側通行の国では右ハンドルが多い。日本は左側通行だけれど、世界的に見ると右側通行の国ほうがずっと多いんだ。
20世紀の初めごろ、発売されたばかりの自動車たちはどれも右ハンドルだった。これには、右手でムチを打っていた馬車の名残や、レバーの操作しやすさなどいくつかの説がある。しかしそれから、T型フォードという左ハンドルの車が人気を集めたんだ。右側通行の国では、右ハンドルだと助手席側が車道になってしまって、これでは助手席に座らせた同乗者が乗り降りしにくいよね。それから、運転席が車線の内側では、すれ違いで事故に遭ったときに怪我をしやすいというリスクもある。そこで右側通行の国では、左ハンドルの車が普及したんだよ。
ちなみに世界中を右側通行が一般的になるよう仕向けたのは、ナポレオンなんだ。ナポレオンが征服した国やその植民地だった国は今も右側通行が多いんだよ。