車に酔う原因

車に酔うのはなぜ

- 質問 -

どうして車に乗ると気分が悪くなる時があるの?

- 答え -

乗り物酔いの原因は、耳の奥にある三半規管と呼ばれる器官にあるんだ。三半規管は体のバランスをとるはたらきをしていて、リンパ液という体液で満たされている。リンパ液の揺れが脳に伝わると、脳は眼球の位置を調整して視覚からの情報を取りいれるよう目にはたらきかける。すると目は、三半規管の情報に合わせて視界を調整することで無意識に体のバランスをとろうとするんだ。



車や船に乗っていているときも同じで、三半規管が乗り物の揺れを察知して、脳に情報が伝わり、目に指令を出してバランスをとろうとする。けれど、車のスピードと僕たちが感じるスピードに差が出てしまうことで、情報に大きなズレが生じてしまう。すると、脳はストレスを感じ、自律神経が興奮することで血圧が上下したり、胃が動いたりして乗り物酔いを引き起こすんだ。それから、車のニオイで酔ってしまう人もいるよ。