- 質問 -
同じ日本人なのに、どうして住む場所で違う方言があるの?- 答え -
言葉というのは意外と変わりやすいもので、わずか十数年のあいだにイントネーションが変わったり、別の読み方が主流になったりすることがある。今でこそテレビから流れてくるクセのない標準語を聞く機会があるけれど、昔は今と違ってテレビも電話もなかったから、違う地域の人の話しを聞いたり、言葉を交わしたりする手段は直接会って話すしかなかったんだ。日本は川や山が多く、地域を行き来するのは簡単じゃなかったから、言葉を交わす相手は同じ土地に住む人たちばかり。限られた人たちで使っていた便利な言葉や使いやすい言葉がご近所さんに広がり、その土地の方言となっていったというわけだね。