死後燃やす理由・意味

- 質問 -

- 答え -

日本は世界で一番火葬をする国なんだけれど、世界を見ると土に埋めるだけの土葬をする国はとても多いんだ。お隣の中国や韓国だって、火葬を選ぶ人と同じぐらい土葬が多いんだよ。日本の火葬率の高さは、日本の土地が狭いことが大きな理由のひとつなんだ。土葬をして亡くなった人を土に埋めると、埋めたところからは長い期間腐敗菌という菌が残ってしまう。日本のような狭い国では、人を埋めるスペースが足りなかったんだよね。それから、感染症のような人にうつる病気で死んでしまった場合などは、火葬で燃やしてしまうことで感染を防ぐこともできるんだ。

このように火葬はスペースも取らないし衛生的にも優れているんだけれど、宗教によっては火葬を嫌うこともある。日本人の多くが信仰する仏教には火葬や土葬にこだわりはないけれど、キリスト教やイスラム教では火葬に否定的なんだ。