電話の仕組み・原理

電話の仕組み・原理

- 質問 -

電話はどうして遠くの人の声が聞こえるの?

- 答え -

電話は、声を一度電気信号に変えることで相手のところまで声を届けているんだ。音のスピードは秒速340メートルなので、たとえ音をそのまま届けることができたとしても、遠く離れた人のところまで声が届くにはとても時間がかかってしまう。電気なら、光と同じスピードで相手に届けることができるというわけだね。



電話は、声を電気に変えて相手へ送る送話器と、送られてきた電気を声に戻して受け取る受話器からできている。送話器にむかって声を出すと、声によって生まれた振動が、送話器のなかにある振動板を震わせる。振動板の下には炭素の粉があり、振動板の振動を受け取って電流を流しているんだよ。この電流が電線を通して相手に届き、相手のほうの受話器のなかにある電磁石に流れる。電磁石が受話器内にある鉄に電流を伝え、鉄を震わせることで声として伝わるという仕組みになっているんだよ。