3D映像の原理・仕組み

3D映像の原理・仕組み

- 質問 -

3Dの映像はどうして飛び出して見えるの?

- 答え -

3Dメガネをかけるだけで飛び出してくるような迫力のある映像を楽しめる仕組みは、左右の目の視界のズレと脳の勘違いを利用しているんだ。右目をつぶった状態で、人さし指を立てて、ちょっと遠くにあるものを隠してみよう。そのままの状態で、右目を閉じて左目を開けてみると、指は動かしていないのに隠したものは出てきてしまうよね。このような左右の視界のズレを視差と呼ぶ。



普段はあまり意識しないけれど、僕たちは左右の目で二つの景色を見ているんだ。二つの景色を一つに見せているのは脳で、脳は左右の目で見た景色のズレから奥行きや立体感を読み取り、一つの景色として見せる働きをするんだ。3Dメガネと3Dメガネで見る映像は、この「脳が視差から奥行きを読み取るしくみ」を利用して作られているんだ。3Dメガネを使って右目と左目の視差を調整し、脳に奥行きを勘違いさせているというわけだね。