- 質問 -
どうして除夜の鐘は108回鳴らすの?- 答え -
除夜の鐘をつく回数が108回なのは、いくつかの説があるんだ。なかでも一番有力な説は「仏教では煩悩の数が108個だと考えられているから」という説。煩悩っていうのは、自分がどうしても捨てられない愛情や、欲のことを指すんだ。仏教では、煩悩は苦しみだと考えられていて、除夜の鐘をつくことで、わずらわしい苦しみを振り払い、澄んだ心で新しい一年を迎えられるようにするというわけだね。ちなみに鐘をつく回数は108回のことが多いけれど、200回以上つくという寺もなかにはあるんだよ。