イスラム教の絶食とは

イスラム教の絶食とは

- 質問 -

イスラム教の人はなぜ1年で1ヵ月昼間に飲食しないの?

- 答え -

イスラム教の教徒は、ラマダーンと呼ばれるおよそ1ヵ月の期間中、日の出から日の入りまでのあいだに食事をとってはいけないという決まりがある。これは、飢えや喉の渇きを経験することで感謝の気持ちを持つためのものなんだ。それから、欲望を捨てることで、身を清めようという意味も込められているんだよ。ラマダーン期間中は、食事も水分補給も制限されるし、喫煙や飲酒も禁止。なかなかに苛酷そうだけれど、日没後には「イフタール」といって、家族や友人と食事を楽しんでも良い時間が待っているんだよ。ちなみにラマダーンの期間はイスラム教の教徒が使うイスラム歴というカレンダーの第9月。僕たちが使っている西暦のカレンダーの9月とは違うんだよ。